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| ・イントロダクション | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・ストーリー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・プロダクションノート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ・キャスト | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| イントロダクション | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| いまや『シベリア超特急』シリーズを知らない者はいない。映画評論家・水野晴郎のライフワークとなったスーパー反戦映画として最高の認知度を誇るこのシリーズは、映画で4本目を数え、舞台版が2本製作された。全国各地で繰り広げられるオールナイト・イベント“シベ超祭り”は超満員。シリーズのDVDも驚異的な売り上げを更新中だ。そして『シベ超』はスクリーンを飛び出し、スピンオフという形でTVドラマ化されるなど、各メディアを現在も席巻中。その大人気の理由は『シベ超』のオモシロさが筆舌に尽くし難い魅力が内包されているからだけではなく、すべての作品に共通する一貫した戦争反対のテーマと超一級のエンターテインメント性があらゆる観客の心を掴むからに他ならない! “戦争は絶対に止めなければならん!”というこれ以上ないほどのストレートなメッセージと、映画評論家・水野晴郎でしか成し得ない映画史上に燦然と輝く数々の名作へのオマージュが重なり合う時、『シベ超』は他の映画を圧倒するパワーを持ち、心の拠り所を失った現代人の胸に熱く響く! 自身の幼い頃の悲惨な戦争体験を現代の若者たちに伝えたいと熱望してきた水野晴郎は、『シベリア超特急』シリーズを通じて戦争の悲惨さ、無意味さを訴え続けてきた。そして、“楽しくなければ映画じゃない! ”という映画評論家ならではの視点から、映画本来の楽しさ、面白さを追求して来たのもご存知の通り。近年、志の低い金銭至上主義の商業映画が軒並みスクリーンを独占する中、戦争を体験した人間による反戦メッセージを持ち、なおかつ高い娯楽性を兼ね備えた映画は皆無に等しい。そんな日本映画界の現状を憂う水野晴郎の熱意に打たれ、前作にあたる映画版『シベリア超特急3』では、日本映画界を代表する名優である宇津井健と三田佳子が出演を快諾! さらにコニャック映画祭では特別賞を受賞した。そんな映画人として最高の到達点を迎えたはずの水野晴郎=マイク水野が、新たな目標を達成するべく再び挑んだのが本作、映画『シベリア超特急5』なのだ! 義経伝説をモチーフに若き冒険家の活躍を中心に描いた本作は、シリーズ史上初のアクション大作でもある。これまで列車を舞台にした密室劇としてミステリーとサスペンスを強調したストーリー展開も人気の『シベ超』に、馬賊や満州浪人が登場し、疾走する列車内で本格アクションを繰り広げる。そこに、山下陸軍大将を暗殺しようとする密使の謀略と繰り返される謎の殺人事件が絡む。いくつものエピソードが複雑に絡み合う『シベリア超特急5』は、スペクタクル・アクション超大作であり、群像劇であり、ミステリーであり、サスペンスでり、大河ドラマでもあるのだ! 疾走するシベリア超特急を舞台に、壮大なスケールで歴史の幕が切って落とされる! 出演者には、日本映画界を代表する名優が顔を揃えた。物語を牽引する若き冒険家に、歌舞伎界のホープ片岡愛之助、片岡進之介。共に名門松嶋屋の未来を担う梨園のホープだ。正体不明の謎の美人武道家に、宝塚出身の西條三恵。退団後の映画初主演で華麗なるアクションを披露する。そして、戦争の被害者で心に傷を負う女性に中野良子。物語の重要なテーマを見事な演技力で体現してみせる。また、ソ連の大学教授と称する謎の男に岡田眞澄、豪腕・金の爪で地図を奪おうとする冷血漢に“伝説の男”ガッツ石松、巌流島の決闘ならぬ列車の屋根での大決闘を演じてみせるのは、佐藤允など、押しも押されぬ名優たちが、このシベリア超特急に乗合わせた。その他、淡島千景、ニコラス・ペタス、大槻ケンヂ、中村福助など脇を固める配役も豪華絢爛! そしてシリーズの顔として超名推理を炸裂させる山下大将に、お馴染み水野晴郎、その御付き佐伯大尉に西田和昭が再び扮し、今回も名探偵シャーロック・ホームズとその助手であるワトソン君に匹敵する名コンビ&名推理を見せてくれる。 |
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| ストーリー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 1941年第二次大戦前夜。ヒットラー、ムッソリーニ、スターリンとの会合を終えた山下奉文陸軍大将と部下の佐伯大尉はモスクワ駅からシベリア超特急に乗り込もうとしていた時、2人の元に緊急電報が入る。満州里につくまでの7日間に、とある地図を確保しろという指令だった。その地図とは、若き冒険家・裕木小次郎がモンゴルで発見した義経の秘宝のありかを描いた古地図のことだった。どうやらこの古地図を求めて、様々な男女がこのシベリア超特急に乗り合わせているらしかった。それぞれの想いが交錯する中、シベリア超特急はモスクワ駅を後にし、満州里に向かって激走し始めたその時、第一の殺人事件が発生。容疑者は乗員乗客。犯人は誰なのか? 行方不明の地図はどこに? 盗まれた地図を探す冒険家と、それを狙う満州浪人、山下大将の命を狙う者は一体誰なのか? すべてが謎に包まれたまま疾走するシベリア超特急の中で、第二の殺人が起きようとしていた。 |
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| プロダクションノート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ●単なる長回しでは終らない驚愕のオープニング! 豪華大セットで甦るモスクワ駅から始まる至福の12分間! その長さなんと12分強! ヒッチコックの名作『ロープ』の1巻分を超える撮影時間を、マイク水野はわずか1日で成し遂げてしまった! しかも今回は単なる連続撮影ではない。カメラは、行きかう人々で混雑するモスクワ駅に登場する人物たちを次々と写し、彼らがシベリア超特急に乗り込むまでを丁寧に追っていく。そこではミステリーの伏線を張り巡らせる高度なセリフの数々も交され、無駄なシーンは1秒も存在しないのだ。計算し尽されたカメラの動きは、クエンティン・タランティーノ監督の『キル・ビル』の料亭・青葉屋における縦横無尽にカメラが突き抜けるシーンや、マーティン・スコセッシ監督の『グッドフェローズ』における厨房内を流れるように進んでいくカメラを彷彿とさせる。また、多数の登場人物を矢継ぎ早に紹介していく手法は、最新作『ポーラー超特急』、いや『ポーラー・エキスプレス』の公開も楽しみなトム・ハンクスの『虚栄のかがり火』の冒頭や、シドニー・ルメット監督の傑作ドラマ『12人の怒れる男』の登場人物紹介を思わせる。それは単に時間的長さを超えただけでなく、映像的挑戦に等しい。これからシベリア超特急で起こるであろうスリリングなストーリー展開を緊張感たっぷりに盛り上げる12分間は、絶大なる映像的効果をもたらした。さらに、仕掛けはそれだけではない。シリーズを熟知しているファンなら、アッ! と驚く客演を2人も登場させる! シリーズの『3』と『4』と『7』を観ていれば、その楽しさと興奮は最高潮に達するはずだ! そして忘れてはいけない、その舞台となるモスクワ駅の巨大セットを手掛けたのは、日本映画界が誇る映画美術の巨匠・木村威夫。妥協を許さない完璧な仕事に定評のある匠の神業で、1940年代当時のモスクワ駅を完全再現! 息を飲む美しさだ。日活撮影所始まって以来の巨大セットで撮影が行われたこの長回しは、後世に語り継がれていくことは間違いないだろう! ●数々の伝説を残してきたシベリア超特急が、7日間に渡る壮大な旅の途中でついにその全貌を現す時が来た! シリーズを通してシベリア超特急は、その全景を見せることはこれまでになかった。それは、疾走する車内で起こる連続殺人事件を中心に進むミステリーとしての側面を強調するため、必要とされていなかったからだ。ところが今回、モスクワから満州里まで全7日間に渡る列車の旅を壮大なスケールで描く必要があった。そして万里の長城での階段落ちに行き着くためには、どうしても知られざるシベリア超特急の全貌を明らかにする必要があったのだ。そのため、今回は広大な大草原、ツンドラ地帯、森林地帯を凄まじいスピードで駆け抜けるシベリア超特急が幾度となくスクリーンに登場することになった。また、これまで『シベ超』といえば、深夜が舞台と相場が決まっていたが、複数の登場人物の思惑が絡み合う今回の『シベリア超特急5』においては、短時間では収まりきらないドラマが展開。そこでシリーズ史上初、昼間のシーンも登場する。その結果、物語に時間的・空間的な奥行きを出すことに成功した。速度に関しても、これまでのシリーズ史上最高時速を記録。突っ走るシベリア超特急が見事なCG処理で描かれ、ファンを唸らせることは間違いない。もう動いてないなんて言わせないぞ! ●あの映画の名シーンが謎とともに蘇る! 往年の映画ファンを満足させる数々の名作へのオマージュが炸裂! 『シベ超』といえば、数々の名作をオマージュしたシーンが満載の映画であることは、周知の通り。マイク水野が映画評論家としての視点から、後世に伝え残したい名匠の映像技術を、スクリーンいっぱいに散りばめた映画愛あふれるシリーズであることは誰もが認めるところだ。今回の『シベリア超特急5』でも、往年の名画への深い愛が捧げられているシーンが、ふんだんに登場する。先ずは山下大将に絡む4人の美女。シベリア超特急乗車時に口笛を吹く女、ローレン・デイビス。そう、『脱出』で映画デビューを飾り、ハンフリー・ボガートと結婚したローレン・バコールがモデルだ。『脱出』で初めてボギーの前に登場した時と同じセリフを言うのである。次に、ラナ・ヒンデンブルグという女性が、“郵便配達〜”というセリフを言うが、これはもちろん『郵便配達は二度ベルを鳴らす』からの引用で、主演のラナ・ターナーへの熱きオマージュなのが、分かって頂けるだろう。そしてマレーネ・クリフというドイツ人女性。彼女が乗車時にハミングをしているのは、あのマレーネ・デートリッヒが『嘆きの天使』で歌った歌なのだ。4人目、インゲ・ガルボというスェーデン訛りの女性のセリフ、“ヴィスキー ヴィズ ジンジャゲール”。これは大女優グレタ・ガルボが、トーキー版『アンナ・クリスティ』で喋る最初のセリフとして有名だ。しかもこの4人の女性の存在は、単なる往年の名女優に対するオマージュに留まらず、彼女たちの口から語られるそのセリフが、その後のサスペンスへの重要な伏線となっているのだ!その他、今回もマイク監督がリスペクトする監督の1人であるオーソン・ウェルズへのオマージュとして、バスルームの鏡の場面が登場し、そのアイデアの数々は枚挙に暇がないほどだ。中でも注目すべきは、エンド・クレジット。『スター・ウォーズ』等でお馴染みの奥行きのある映像処理は、『十戒』などのスペクタクル映画の巨匠として知られるセシル・B・デミル監督の『大平原』へのオマージュだ。本物の映画を知り尽くしているマイク水野だからこそ成し得た数々の名シーンの再現は、すべての映画ファンに贈る心を込めたプレゼントなのだ! ●名作『駅馬車』『荒野の決闘』等の西部劇を彷彿とさせるリアルさを追求したノー・スタント大アクション! 今回の『シベリア超特急5』は、シリーズ初のアクション映画としての要素もギッシリ詰まっている。激走するシベリア超特急を舞台に、続々と登場する満州浪人、馬賊、謎の美人武道家が、義経伝説の秘宝を隠した地図を巡って激しいアクションを繰り広げる。そのリアリティを帯びた迫力は、往年の名優ジョン・ウェインをスターダムにのし上げた永遠の名作『駅馬車』のスペクタクルを彷彿とさせる。そして今回の名場面の1つでもある列車上での裕木小次郎と吉倉武蔵の一騎打ちは、同じくジョン・フォード監督作品『荒野の決闘』の名シーンが甦るほどだ。この小次郎と武蔵の闘いは、もちろん有名な巌流島の決闘を意識したモノ。義経伝説の秘宝に隠された謎に終止符を打つべく、巌流島からシベリア超特急の屋根の上へ舞台を移して、手に汗握る宿命の闘いが眼前に展開する。片岡愛之助と佐藤允が魅せる迫真の殺陣は、日本映画史に残る名シーンとなるに違いない。そして小次郎と武蔵の決闘を単に再現しただけではない、ちょっとしたお遊びも用意されているのも見逃せない点だ。そしてシリーズではお約束の佐伯大尉のロープ投げも登場し、見せ場をさらっていくが、今回のアクションではロープだけででなく、弓と軍刀も使いこなす佐伯大尉が! アクティヴに動く佐伯大尉の新たな一面が見られるのも、ファンには嬉しい! そんなアクション満載の本作で最も注目すべきは、山下閣下が初めて軍刀を抜くシーンだ。平和主義者として知られる山下大将が、なぜ軍刀を抜かなければならなかったのか? ここに単なるアクション映画では終らない、深遠なメッセージが隠されている『シベ超』の本質を垣間見ることができるのだ! ●監督なら誰でも撮りたい階段落ち。マイクがまた偉業を打ち立てた! 世界初! 万里の長城の大階段落ち! 1925年のソ連映画『戦艦ポチョムキン』で有名な“オデッサの階段”のシーン以降、数々の映像作家を魅了してきたのが、“階段落ち”に他ならない。高度な映像技術が要求される“階段落ち”のもたらすスペクタクル感は、映画ファンなら誰でも知っていることだろう。そんな“階段落ち”に魅せられたマイク水野も、シリーズの2作目ですでに挑戦していた。しかし、それはホテル内の階段という場所的に制約された厳しい条件下であったため、マイク水野のセンスを十分に発揮することができなかったのも事実である。一方で、『アンタッチャブル』のブライアン・デ・パルマ監督やジャッキー・チェンなど、これまでの映像作家が“階段落ち”を“階段落ち”としてか捉えていなかった点にも着目したマイク水野は、主演に歌舞伎界のホープ片岡愛之助を迎えた今回、前人未到の“万里の長城からの階段落ち”を成し遂げてしまったのだ! “万里の長城からの階段落ち”とはどういうことなのか? 一体、シベリア超特急から万里の長城にどうやって舞台が移るのか? 片岡愛之助はどんな落ち方をするのか? 高鳴る期待に胸を膨らませながら、その答をスクリーンの中で是非見届けてもらいたい! ●映画界を騒がすドンデン返しブーム! 『シべ超』のドンデン返しは、誰も真似ができない原点にして頂点! 昨年からドンデン返し系映画が人気を呼んでいる映画界。ブライアン・デ・パルマ監督の『ファム・ファタール』、リドリー・スコット監督の『マッチスティック・メン』、ジョン・マクティアナン監督の『閉ざされた森』などなど、そのどれもが『シベ超』ファンなら唸ってしまうオチで観客を驚かせてきた。その傾向は、今年になっても衰えることはなく、カンヌ映画祭でグランプリを獲得した『オールド・ボーイ』、ジョニー・デップのサスペンス『シークレット・ウィンドゥ』、そしてシャマラン監督の『ヴィレッジ』。オチを口外出来ない映画としては、トム・クルーズの『コラテラル』も該当するところだ。確かに、そのどれもが物語に深みを与える巧妙な仕掛けとして機能している。しかし、『シベリア超特急5』のドンデン返しは、物語に深みを与えるどころか、抜群の衝撃波をスクリーンから放ってくれるのは御存知の通り。観客の予想をはるかに超えた、既存の常識を覆す着眼点からの二重三重のドンデン返しが、本シリーズの醍醐味なのだ。今回の『シベリア超特急5』では、シリーズ中、最も物議を醸すかも知れないドンデン返しが待っている。『シベ超』を知らない映画ファンのみならず、『シベ超』を熟知したマニアですら予測不可能なエンディング! それは映画の枠を飛び越えた、ある種哲学的なテーマをも包含した文芸ロマンの香りすら漂うマイク水野のエンターテインメント精神の表れなのだ! ●驚愕のオマケ映像集! ピーター・セラーズ、ジャッキー・チェンも腰を抜かすほどの衝撃映像の大洪水だ! さらに驚くべきは、本編+ドンデン返しの後に待っているオマケ映像集だ! まるでDVDの特典映像のようなノリで収録されているこの映像集は、サービス精神旺盛なオモシロ映像の博覧会と言っても過言ではない! 約10分間にも及ぶ豪華秘蔵映像集の中で、あのピーター・セラーズやジャッキー・チェンですら羨ましがるほどのNG集がついているのだ。それは単なるギャグで終始するレベルのオマケに留まらず、本編を理解するための重要なファクターであったり、映画作りの面白さを伝えるためのヒントが隠されていたり、マイク水野ならではの遊び心が満載なのだ! 極めつけは、この映像に水野晴郎と西田和昭による生解説が付いている点! これまでDVDやオールナイト・イベントでしか体験できなかった極上のトークバトルが、今回は贅沢にもスクリーンで堪能できるスペシャル版となっているワケだ! この『シベリア超特急5』がどのような過程を経て完成したのか、本編鑑賞直後に様々な感想を巡らせながら、その場でもう一度振り返るステキな時間を過ごすことができるのだ! |
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